以前 VMware Workstation Playerを使って、Windows上でmacOSを動かしたんですが、Ventura以降のmacOSは、 カーネルパニックが頻発して安定しなかったんです
そこで今回は、より安定した仮想環境を求めて VMware Workstation Pro を使用して、macOS Sonomaが動作するか検証してみました
ということで今回の記事テーマは・・・
というお話です
VMware Workstation ProとPlayerの違い
2024年11月から個人利用のみ無償提供となったVMware Workstation Proですが、仮想環境の状態保存・復元ができるなど、Playerより高機能です
比較項目 | Player | Pro |
---|---|---|
価格(個人利用) | 無料 | 無料 |
複数の仮想マシンの実行 | 不可 | 可能 |
スナップショット機能 | なし | あり |
ネットワーク設定 | 簡易 | 高度な設定可能 |
高機能なPro版ですが、仮想環境の設定自体は、VMware Workstation Player と同じなので、仮想macOSの設定は、以前書いた記事を参考にしてください
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仮想macOS Sonoma の動作比較
仮想macOS SonomaをWindows上で動かすために、VMware Workstation Pro と Playerに同じ条件の仮想Mac環境を設定して比較してみました
CPU | 4コア |
メモリ | 10.0GB |
ストレージ | 80GB |
仮想Mac環境を作成するのに使用したパソコンは、もちろん10年前(我が家では現役)のALIENWARE X51です
安定性:カーネルパニックの発生無し
VMware Workstation Pro と Player に、 macOS Sonomaをインストールしてみたけど、両方ともカーネルパニックは発生しませんでした
古いパソコンに、VMware Workstation Playerで macOS Ventura をインストールしたたらカーネルパニックが頻発したんですが、VMwareって修正されたのかも??
複数のアプリを同時に起動してみましたが・・・
多少画像や動画の読み込みに時間はかかりましたが、安定して動作していました
ちなみに CPU と メモリ使用率を、Windows タスクマネージャー と macOS アクティビティモニターで確認してみた結果は以下の通りでした
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使用率って変わりない?
パフォーマンス:動作のスムーズさ
CPU と メモリ使用率は、ProでもPlayerでも大きな変わりはないのですが、実際の動作のスムーズさからパフォーマンスを比較したいと思います
PlayerもProもマウスカーソルの動きは滑らかですが、実際の操作に対して遅延が多少ありました
ただアニメーションの動きは、個人的には両方ともスムーズに動作している感じがしました
機能比較:スナップショット機能
VMware Workstation Player と Pro の最大の違いは、やはりスナップショットなどの機能です
macOSの設定をミスったとしても、すぐに復元できるという点が Pro の大きなメリット
ですね
WindowsでmacOSを動かすならVMware Workstation
VMware Workstation Pro と Player 両方で、Windows上でmacOS Sonomaが動かしてみましたが、今回は両方とも安定して動きました
ただ機能面で状態の保存復元できる、VMware Workstation Proは魅力的なので、Windows上でmacOSを動かしてみたい人は、VMware Workstation Proがオススメです
このブログでは、中古パソコンの使い道などを考えています
今後ともオッサンLABOブログをよろしくお願いいたします!
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