![](https://ossan-labo.site/wp-content/uploads/2023/11/shock.png)
Macを使いたいけどWindowsパソコンしか持ってない!
という人は多いのではないでしょうか?
Macは高額なので、macOSを触ってみたいけど購入には踏み切れない、そんなあなたのために、WindowsパソコンでMacを動かす裏技みたいな方法を紹介します
それが “VMware Workstation Player” という仮想化ソフトを使う方法です
無料で手軽に利用することができるので、macOSの操作感や機能を試すのにピッタリです
仮想環境のmacOS
仮想環境のmacOSとは、物理的なMacパソコンにインストールするのではなく、Windowsのソフトウェア上に仮想のMac環境を作成したものです
仮想環境のMacを使うことで、Windowsパソコンしか持っていなくても、新しいmacOSをテストしてみたり、Mac専用アプリを使ってみたり出来るのです
ただ仮想環境のmacOSを利用するためには、Windows+macOSを同時に動かすことになるため、パソコンに負荷をかけるため本来のスムーズなMacの動作は期待できません
仮想ソフトウェア VMware Workstation Player
Windows上でmacOSを動かすための、仮想ソフトウェアは幾つかありますが、今回利用するのは “VMware Workstation Player” です
複雑な設定もなく、VMware Workstation Player を公式サイトから、誰でも無料でインストールが可能です
現在、VMware Workstation Playerは、Broadcomからユーザー登録が必須になっています。詳しくは別記事を参照してください。
![](https://ossan-labo.site/wp-content/uploads/2024/10/vmware-2024-160x90.png)
VMware Workstation Player インストール
VMware Workstation Playerのダウンロードができれば、インストールは基本 “次へ” をクリックするだけです
使用許諾契約書は“同意する”にチェックを入れて “次へ”
カスタムセットアップの画面も、そのまま“次へ”をクリック
最後の“エクスペリエンスの設定”も“次へ”をクリックします
ショートカット設定も “次へ” をクリック
最後に“インストール”ボタンをクリックすれば・・・
仮想パソコン アプリのインストールは完了です
Unlockerをインストールする
VMware Workstation Playerのインストールが出来れば、macOSインストールするために “Unlocker” という、修正データをインストールする必要があります
今回は“Unlocker”ダウンロードサイトから、ZIPファイルをダウンロードしました
ダウンロードした“Unlocker”のファイルを解凍して、解凍したファイルの中から “win-install.cmd” を管理者として実行します
管理者実行とは、ファイルを選択して”右クリック”すると表示されるメニューから実行することが出来ます。
黒い画面に文字が沢山表示された後、黒い画面が消えれば完了です
これでWindows上に仮想Mac環境が再現できました
macOS データを手に入れる方法
出来上がった仮想Mac環境は、空っぽの状態なので、macOSをインストールする必要があります
ただし macOS リカバリー メディアがあるのは 10.6 までで、現行のmacOSはダウンロードによるインストールです
もちろんWindowsでは、macOSをダウンロードすることは出来ません
つまり仮想環境に最新macOSをインストールするためには、非公式サイトからmacOSをダウンロードするか、Macユーザーの友人にmacOSデータをダウンロードしてもらうしかありません
macOS ISOファイルをダウンロードする
インターネット上には、Apple非公式にmacOSのISOファイルが配布されていることがありますが、これは自己責任で利用してください
フリーアカウントの場合、ダウンロードには数時かかります
何度も言いますが、Apple公式ではないので、ダウンロードは自己責任
![](https://ossan-labo.site/wp-content/uploads/2024/04/winmac-dow-160x90.png)
友人にmacOSデータをダウンロードしてもらう
![](https://ossan-labo.site/wp-content/uploads/2023/05/silhouette-Man02.png)
非公式のダウンロードは心配
であればMacユーザーの友人に、ちょっとMacをお借りして、macOS データをダウンロードしてもらいましょう
ちなみにダウンロードしたmacOS データは、ターミナルを使って、ISO ファイルにする必要があります
![](https://ossan-labo.site/wp-content/uploads/2022/05/macos-iso.jpg)
macOSをインストールする
仮想Mac環境とmacOS ファイルが準備できたら、いよいよVMware Workstation Playerを使って、Windows上に仮想Macの環境を作成したいと思います
初回起動だけ利用目的を聞かれるので、個人で使うなら“非営利目的(無償)”を選択します
VMware Workstation Playerが起動したら “新規仮想マシンの作成” をクリックします
macOSをインストール選択画面になるので、“インストーラーイメージファイル(M)”を選択します
準備したmacOS ISOファイルを選択します
macOS インストールメディアを使用する場合は、一番上の“インストーラーディスク(D)”にチェックします。
次にOS選択画面になるので、“Apple Mac…” を選択して使用するmacOSのバージョンに合わせます
仮想OSの名前(任意)とインストールの場所ですが、よくわからない場合は、そのままで問題ありません
仮想Macへのスペック分配の設定
仮想MacはWindows上で動くので、WindowsとMacで、パソコンの性能を分配する必要があります
Macの性能を上げるとWindowsが動かなくなるし、Macの性能が低すぎると、仮想Macは全く動きません
両方のOSを動かすのに、最低限必要なスペックを確保するようにします
スペック分配は基本設定で問題ありません
ディスク容量は、推奨 “40GB” なのでそのままで問題ありません
- 仮想ディスクを単一ファイルとして格納(O)
- 仮想ディスクを複数のファイルに分割(M)
2つの選択項目がありますが、性能上の差は無いので、この項目もそのままにしておきましょう
基本はディスク容量だけですが、細かく設定するなら “ハードウェアをカスタマイズ(C)” を選択します
![](https://ossan-labo.site/wp-content/uploads/2020/08/win-mac20.png)
もし少しでも快適にmacOSを使いたい場合は “推奨最大メモリ” に合わせましょう
macOSをインストールする
設定が終わったら、仮想マシンの再生(L)をクリックします
先ほど設定した内容で、macOSのインストールが開始されます
以前の記事でmacOSのインストール方法を紹介しましたが、macOSのインストールは、画面上部の “ユーティリティ” から “ディスクユーティリティ” をクリックします
“VMware Virtual S…”のディスクを選択して、上部メニューから“消去”をクリックして、表示されたウィンドウの“消去”を選択します
消去完了後に画面左上の “閉じる” で、ユーティリティを終了します
これでストレージがmacOSをインストールできる状態になったので、インストール画面で“続ける”をクリックします
使用許諾契約書に同意し、インストール可能ディスクを選択、最後に “続ける” をクリックして操作完了です
Windowsの性能にもよりますが、古いパソコンでも数十分でmacOSインストール完了すると思います
![](https://ossan-labo.site/wp-content/uploads/2022/05/surface-mac07.png)
仮想環境macOSの限界
WindowsにmacOSを入れる裏ワザのような方法ですが、1時間ほどで作業は完了しました
これでWindowsユーザでも、無料でMacが手に入いる!?と思いますが、やはり仮想環境でのmacOSには限界があります
たとえばAirDropなどの専用アプリは動作しませんし、複数のアプリを同時に動かしたり、動画編集などの高負荷アプリを動かそうとすると、動作が遅くなり快適とは言えません
![](https://ossan-labo.site/wp-content/uploads/2023/10/fullscreen-macos-160x90.png)
仮想Macより中古Macを検討する理由
![](https://ossan-labo.site/wp-content/uploads/2023/05/silhouette-Man02.png)
やっぱり仮想Macだと無理があるんですね
応急的や試験的に使うなら十分使えますが、もし本格的にMacでの作業を考えているのなら中古Macの購入を検討することをおススメします
中古Macでも実機であれば、仮想環境macOSに比べて圧倒的にスムーズに動作しますし、全ての機能を最大限に利用することができます
中古市場なら2~3万円程度で購入できるMacもありますし、3〜4年前のモデルなら十分な性能を持っているため、コスパを重視するなら中古Macは非常におススメです
![](https://ossan-labo.site/wp-content/uploads/2020/12/used-mac.png)
Windowsに仮想Macを入れてみた
ということでWindowsにMacをインストールしましたが、VMware Workstation Playerを使えば、簡単にできました!
仮想Macは、あくまで試験的な環境なので、実際にMacのフル機能を活用したい場合や、快適に使いたい場合は、中古のMacを検討することをおススメします
WindowsでMacの“操作感”を試してみたい人は、仮想環境でも十分にMacを楽しむことができますよ
このブログでは、古いパソコンの使い道など、ちょっと役立つ情報をお届けしています
今後ともオッサンLABOブログをよろしくお願いいたします
![](https://ossan-labo.site/wp-content/uploads/2020/01/used-pc.png)