古いパソコン が サブディスプレイ になるのを知っています?
サブディスプレイ は必須!オッサンLABO(@ossan_labo)のオッサンです
メールの確認、データの修正・・・
いろいろな作業をパソコンで同時にすると、画面の切り替えが大変ですよね?
そこで2画面、つまり サブディスプレイ が便利なのですが・・・
Windows10 標準アプリに、サブディスプレイ機能があったんです!
ということで今回の記事テーマは・・・
というお話しです!
Windows10 Miracast
以前、Duet DisplayというアプリでiPadを サブディスプレイ にする方法を紹介しました
Windowsパソコンでも利用できるので、非常に便利なアプリなのですが・・・
じつはWindows10には、Miracastというサブディスプレイ アプリが標準で付いてるんです!
Miracastとは、Wi-Fiを利用して離れたパソコンの映像を転送することが出来る機能です。
お恥ずかしいことに、オッサンLABOはこの機能を最近知りました
最近のパソコンにはマニュアルが付いてないですからね・・・
きっと あなた も知らなかったはず!
Miracast 利用方法
そんな、隠し機能(ではない) Windows10のMiracastを利用する方法を紹介しますね
もしかすると・・・
あなた のお家にある、 古いパソコン が サブディスプレイ として活用できるかも?
条件
まずMiracastを利用するためには・・・
Miracastに対応している、機器(パソコン)が必要になるんですよね
もしMiracastに対応していなければ、レシーバーが必要になります



ボクの古いパソコンだと、Miracastに対応していないかも・・・
って心配になりますよね?
でも安心してください、今回Miracastに利用したパソコンは・・・
形式 | NEC VersaPro VJ12EZ-E |
---|---|
CPU | Celeron-857 1.20Ghz |
RAM | 4.0GB |
OS | Windows10 64bit |
8年前(2020年時点)という、超が付くほどの低スペックのタブレット型パソコンです
つまりMiracastに必要な条件は、スペックじゃなくて・・・
- グラフィックドライバーのWDDMのバージョンが1.3以上
- Wi-Fi Direct をサポートする Wi-Fiドングルを接続する
というものなのです
つまり、低スペックの古いパソコンでもサブディスプレイになるのです!
メインパソコン 設定
8年前の古いパソコンでも、Miracastの条件を満たしているので・・・
あなた のお家の古いパソコンもサブディスプレイになるかもしれませんよ
では早速、Miracastの設定を始めてみましょう!
アクションセンター
映像を送信する側の Windows10 のアクションセンターをクリックします
アクションセンターは、デスクトップ画面右下の端にありますよ
接続
次に「接続」をクリックします
接続のメニューが表示されていなければ「展開」をクリックしてみましょう。
機器を選択
接続可能なリストが表示されますので、対象となる機器(今回はパソコン)を選択します
これで映像がサブディスプレイ側に送信されるはずです
サブディスプレイ 設定
サブディスプレイ となる機器の設定は以下の通りです
Miracastを許可
メインパスコン側で、接続機器を選択すると・・・
選択し サブディスプレイ 側のパソコンに、Miracastの要求が表示されました
Miracast要求を許可すれば、すぐに サブディスプレイ として映像が表示されました!
Miracast出来ない
もし・・・
- Miracast接続リストに対象機器が表示されない!
- 映像が表示されない!
そんな時は、映像を送信する側のメインパソコンと同様に・・・
Windows10 の「アクションセンター⇒接続」をクリックします
プロジェクション
次にこれも先ほどと同様に、接続をクリックしますが・・・
Miracast接続可能リストの下のほうにある・・・
「この PC へのプロジェクション」を選択しましょう
設定
次は、プロジェクション設定ですが・・・
通常初期設定では、Miracast機能は「常にオフ」になっているはずです
まずは下の画像のように、設定すればOKです
アプリ起動
最後に Windows10 の検索から「接続」と入力します
接続アプリが表示されると思いますので、クリックしましょう
Miracastが起動しましたよね
これで、メインパソコン側の「接続リスト」にサブディスプレイ機器が表示されますよ
Duet Displayと比較
Windows10 の操作に慣れていれば、Miracastの操作設定は簡単です
これで 古いパソコン が サブディスプレイ になるなんて・・・
Windows10のMiracastって、めちゃくちゃ便利なサブディスプレイ アプリですよねぇ
ところで便利なサブディスプレイ アプリと言えば、Duet Displayですが・・・
Windows10のMiracastとDuet Displayって、どっちが優秀なんでしょうか?
比較内容
ということで!
Windows10のMiracast機能とDuet Displayをイロイロ比較してみました
接続で比較
まずは接続までの比較です
比較項目 | Miracast | Duet Display |
---|---|---|
ネットワーク条件 | あり | なし |
アプリ インストール | 不要 | 必要 |
接続 設定 | 必要 | 不要 |
無線 接続 | 可能 | 不可※オプションで可 |
接続だけをみると・・・
Miracastは、多少接続設定が必要なのでメンドクサイですね
ただ無線で接続出来たり、Windows10なら標準装備というのは高評価です
価格の比較
次に Windows10 のMiracast機能とDuet Displayの価格の比較です
比較項目 | Miracast | Duet Display |
---|---|---|
通常 | – | 1,220円 |
Pro | – | 450円/月、3,200円/年 |
Air | – | 200円/月、2,200円/年 |
Miracast が「-」になっていますが、正直これは判断が難しい!
今回、オッサンLABOが使用した古いパソコンは・・・
たまたまMiracastに対応したWindows10でした
Miracast を利用するために、対応パソコンやテレビなどを購入していると意味がありません
ということで、Windows10 Miracast とDuet Displayの価格の比較は難しいかも?
動画で比較
次は動画で、じっさいにMiracastとDuet Displayを比較してみてください・・・
今回使用しているDuet Displayは、ケーブル接続です
どちらもマウスを素早く動かすと・・・
- Duet Displayは、マウスのポインターが遅延する
- Windows10のMiracastは、動きは追従するがカクツク
感じがしました
結局どちらも、本物のディスプレイのように「快適」って感じはしませんでしたね
キャプチャー画像のせいか、Windows10のMiracastのカクツキがひどいですが、実際には動画のような酷さはありませんでした。どちらかというとDuet Displayより快適でした。
コンパクトさで比較
さてDuet Displayは、iPadが サブディスプレイ になるので非常にコンパクト!
今回Miracastで使用した古いパソコンは、タブレット型だったのですが・・・
もしノートパソコンでMiracastを利用すると、こんな感じです
めちゃくちゃ邪魔!
コンパクトさで言えば、やはりDuet Displayが有利かな?
比較 総括
ということで Windows10 のMiracast機能とDuet Display比較の総括です
今回 Miracast の検証に使用した古いパソコンは、タブレット型でしたが・・・
通常のノートパソコン2台でのMiracast機能の利用は、非常に不便でした
また Windows10 Miracast は、同一上のネットワーク環境が必要ですが・・・
Duet Displayの場合は、無線が使えなければケーブル接続が可能です
総合的には、やはりDuet Displayの方が、 サブディスプレイ として優秀と思います
古いパソコンでサブディスプレイ
ということで今回は、 古いパソコンをサブディスプレイにしてみました!
はじめて使ってみたWindows10の機能ですが・・・
古いパソコンが余っている、という人にはオススメの機能ですね
ただ・・・
Miracastでサブディスレイを利用するために、古いパソコンを買うのは止めましょう
どうしてもコンパクトで長く使える サブディスプレイ が欲しい人は・・・
モバイルディスプレイがオススメですよ!