古い DELL XPS 8300 が 起動しない のでパソコン修理します

パソコン

起動しない DELL パソコン を修理してみたいと思います

古いパソコンを大切に使っているオッサンLABO(@ossan_labo)のオッサンです

 

先日知り合いから “パソコンが起動しない” ということで呼ばれましたが・・・
2011年製の古いDELL XPS 8300 というパソコンでした

 

パソコン業者の方に診てもらうと “買い替え” を勧められたようですが・・・
今でも十分使えていたので、可能なら修理して欲しいとのことでした

 

ということで今回の記事テーマは・・・

記事のテーマ古いDELLパソコンが起動しないので修理します

というお話です

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DELL パソコン

さて今回、修理依頼のあったDELL XPS 8300 パソコンですが・・・
結構古いパソコンですが、当時はハイエンド パソコン として売り出されました

CPU Corei7-2600 3.40Ghz
RAM 12.0GB
HDD 1.0TB
OS Windws7 ⇒ Windows10
発売日 2011年1月

 

10年前の古いパソコンですが、事務作業にしか使用していないということなので・・・
まぁ多少 “動作が重いな” というくらいで、十分使えていたのでしょう

 

中古市場で、同じパソコンを購入しようとすると・・・
1万円~4万円くらいで取引されている、まだまだ価値あるパソコンのようです

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パソコンの故障診断

そんなDELL XPS8300ですが、しばらく前から電源スイッチを押しても・・・
なかなか電源が入らない、起動が遅いなどの症状があったようです

そして今回、電源スイッチを何度押しても、全く起動しなくなったのです

 

オッサンLABOは、少々パソコンに関する知識があるというだけで・・・
テスターで電圧を測って故障を調べるなど、マニアックな知識はありません

 

そんな素人が、起動しないパソコンを修理する時の手順をご紹介します

  1. PC名 + トラブル症状でネット検索する
  2. メモリなどすべて外してチェックする
  3. 冷静になって通電している箇所を確認する

デル株式会社

PC名 + トラブル症状でネット検索する

経験上ですがパソコンというのは、だいたい同じ不具合が起きるものです

そのためPC名 + トラブル症状” などで検索すると原因が分かったりするのです

 

今回 “XPS8300 起動しない” で検索してみると・・・

やはり同じ内容のトラブルが結構ありました

 

内容を確認すると、DELL XPS8300のトラブル原因として・・・
“電源ユニット、マザーボード、スイッチ” など不具合が色々出てきました

メモリなどすべて外してチェックする

電源ユニットやマザーボードが原因だと、修理は交換しかありませんが・・・
故障原因を詳しく調べるため、まずメモリなどすべて外して起動チェックします

 

メモリに不具合があった場合、メモリを外すことで起動する場合があります

またメモリを全て外して、パソコンを起動させると・・・
マザーボードが正常な場合 “ピープ音” という警告音が出るはずです

ピープ音 内容※DELLの場合
1回 マザーボード・BIOS ROMの異常:初期化で修復できる可能性あり
2回 メモリが接続されていない:メモリの交換・再接続で修復できる可能性あり
3回 マザーボード・チップセットの異常:マザーボードの交換
4回 メモリの異常:メモリの交換・再接続で修復できる可能性あり
5回 CMOSの異常:CMOS電池を交換、再接で修復できる可能性あり
6回 ビデオBIOSの異常:ビデオカードの交換(オンボードの場合はMB交換)
7回 CPUの異常:CPUの交換

つまりDELL XPS8300の場合、メモリを外すとピープ音が2回鳴るはずですが・・・
残念ながらメモリを外したのに、電源スイッチを押してもピープ音は鳴りませんでした

 

となると考えられるのは、マザーボードが通電していない (?) 可能性が出てきます

冷静になって通電している箇所を確認する

通電している箇所を確認するために、テスターが役に立つのですが・・・
どうせ電圧見てもよく解らないし、オッサンLABOはテスターを持っていません

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ということで、冷静になって通電している箇所を確認します

するとDELL XPS8300の電源ユニットと、マザーボードLEDが点灯していました

 

ネットで調べて見ると、マザーボードLEDがオレンジ色に点灯するのは・・・
正常に電源ユニットから、マザーボードまで通電している証拠のようです

 

ちなみに電源スイッチの店頭にも、ステータスの意味があって・・・

電源ボタン LED ステータス 説明
SLN304427_en_US__5Vostro_off_PLED_BK01 消灯 電源がオフになっています。
SLN304427_en_US__7Vostro_blink_amber_PLED_BK01 オレンジで点滅 推奨される処置が必要と考えられます。
SLN304427_en_US__6Vostro_amber_PLED_BK01 オレンジに点灯 電源には問題がないと考えられます。
SLN304427_en_US__9Vostro_blink_white_PLED_BK01 白で点滅 電力供給が少ない状態にあります。
SLN304427_en_US__8Vostro_white_PLED_BK01 白に点灯 これはコンピュータ動作時の通常の状態です。

残念ながら今回のDELLパソコンは、電源スイッチを押しても起動しません

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パソコン修理

DELL パソコン 起動しない

マザーボードまで通電しているのに起動しない場合、考えられる理由は・・・

  1. スイッチの不具合
  2. マザーボードの不具合

素人のオッサンLABOには、2つの理由くらいしか思いつきませんでした

 

もしマザーボードの不具合だったら、交換くらいしか修理方法はありません

そこでスイッチの不具合に望みをかけて、DELL XPS 8300を分解していきます

じつは・・・

DELL XPS 8300 の電源スイッチのトラブルでネット検索してみると、スイッチ不良が結構見つかりました。参照:https://www.pcdock24.com/blog/?p=50573

DELL XPSの分解

ということで電源スイッチの不具合を期待して、DELL XPS 8300を分解します

 

パソコンの分解には、基本的 “プラスドライバー” のみで十分ですが・・・
ドライバーセットなどが、100均でも売っているので購入しておくと良いかもしれません

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側面のカバーを外す

まずは一般的なデスクトップパソコンのように、背面にあるネジを1本外して・・・

DELL パソコン 起動しない

 

パソコン側面のカバーを後方にスライドさせながら外します

 

側面のカバーは簡単に外れるので、ここまでは誰でも問題ないと思います

前面パネルを外す

電源スイッチは、上部天板に付いているため、前面パネルも取り外す必要があります

 

前面パネルは、4つのツメで固定されていて・・・
デスクトップ パソコンを立てた状態で、ツメを外すとパネルが右側に開いて外せます

上部パネルを外す

最後に電源スイッチが取り付けられている、上部パネルを取り外します

 

上部パネルは、ケース内の上部にあるレーバーを下に引きながら・・・
上部パネルを前方にスライドさせると、簡単に取り外すことが出来ます

DELL パソコン 起動しない

 

上部パネルに電源スイッチが付いているため、コード付いてくるので・・・
無理に引っ張らないように注意してください

電源スイッチをショートさせる

さて上部パネルに電源スイッチが固定されているのですが・・・
電源スイッチの取り付けが劣化して、起動スイッチを押せないケースがあるようです

 

参考に”パソコンドック24″さんの画像を参考にさせて頂きました

DELL パソコン 起動しない

参照:https://www.pcdock24.com/blog/?p=50573

 

ただ今回オッサンLABOが預かったDELL パソコンは、スイッチ部に劣化も無く・・・
シッカリと電源をしている感触もありました

 

もちろん電源スイッチ本体を直接押しても、パソコンは起動しません

 

ネット上で公開されていた、スイッチ部の劣化ではなかったのですが・・・
電源スイッチのコード色が判ったので、一応ショートさせて直接起動を試みます

注意

ショートさせてパソコンを起動する方法は、当然通電状態で行うため、失敗するとパソコンの機能に影響が出る場合があります。試す場合は自己責任でお願いいたします。

マザーボード側のコネクターをショートさせてみた

ショートさせるマザーボード側のコネクターは、下の図の赤丸の箇所ですが・・・

非常に狭く作業しにくいため、間違って他をショートさせる危険性があります

 

そこでコネクターから通電出来る、細い金属(クリップを使用)を取り付けて・・・

DELL パソコン 起動しない

ドライバーで取り付けた金属をショートさせてみると・・・
“ウィーン!!”というCPUファンの音と共に見事に起動したのです!

コネクター接触不良の修理完了

しかも金属を刺したまま電源スイッチを押すと、ちゃんとパソコンが起動します

 

つまり今回の古いDELL パソコン、XPS 8300 が起動しなかったのは・・・
マザーボード側に取り付ける、電源スイッチコネクターの接触不良だったわけです

 

金属のピンを挿したまま正常に動いている状態を確認して・・・
ヘタに動かさずにホットボンドで、金属ピンごと固定して修理完了です

DELL パソコン 起動しない

SSDに交換する

DELL パソコンの起動不良トラブルは改善したのですが・・・
当時はハイエンド パソコンだったXPS 8300も、流石に10年経つと動作が遅い

 

そこで得意のHDDのデータを全てSSDにクローニングします

もちろんフリーソフトなので、必要なのはSSDのみです

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DELL パソコン 起動しない

 

1時間ほどでクローニング作業も完了し、問題無く起動させることが出来ました

最新CPUを搭載した、新型パソコンにはモチロン敵いませんが・・・
SSDに換えるだけで、10年前の古いパソコンが見事に快適なパソコンに蘇りました

簡単!フリーソフト で クローンSSD を作成してみた
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古いDLLパソコンを修理してみた

DELL パソコン 起動しない

今回10年前の DELL ハイエンド パソコン が、 起動しない ・・・
ということで相談されましたが、見事に資料とでもパソコン修理が出来ました!

 

運よく “電源スイッチ” の接触不良という、オッサンLABOでも直せる原因でしたが・・・
専門業者に頼むと、数千円~数万円の修理費用が発生します

古いパソコンだからって諦めてしまうと、数万円でパソコンを購入することにもなります

 

使っていたパソコンが起動しない時は、まずは落ち着いて原因の究明をしましょう

“PC名 + トラブル症状” をネットで検索すると、意外と解決方法が見つかるかも!?

 

オッサンLABOブログでは・・・
「安心して使える中古パソコンや便利な周辺機器」などを紹介しています

 

今後ともオッサンLABOをよろしくお願いいたします

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