iMac が壊れた! でも自分で 修理 に挑戦してみました!

iMac 修理 なんて経験されたことありますか?

オッサンLabo(ラボ)のオッサンです。

普段は、家でも職場でもWindows PCで仕事をしている当サイトのオッサンですが
時々MacOSでの対応が求められることがあり、iMacを保有しています。

型式は結構古く・・・2010年式のA1311という型式です。

我が家のiMac

  • 形式・年式:A1311(Mid2010)
  • CPU:Intel Corei3-3.06Ghz
  • SSD:500GB
  • RAM:4.0GB

今から9年も前のiMacなので最新のMacOSはインストールできないのですが
一応問題なく動いていたので、SSDに載せ替えをして利用していました。

が!

先日、突然映像が乱れ始め・・・使用できる状態ではなくなったのです!

当然、保証は切れてるしApple Careなんて入っているはずがない・・・

iMacは、デスクトップPCのように部品の交換が出来ないので
映像関係の修理は6万円と非常に高い!

となると・・・処分するしかない!

でも、どうせ捨てるならダメもとで修理に挑戦してみることになりました!

今回は「iMac が壊れたけど自分で修理に挑戦したよ」ってお話しです。

iMac 修理 !映像乱れの原因は?

iMac 修理

この写真は、トラブル発生時の我が家のiMacさんです・・・
色々試してOSまで再インストールしたのですが改善しませんでした。

iMacの映像乱れの主な症状として・・・

  • 液晶に縦線が入る
  • ブロックのような画像が無数に表示される

といったものがありますが、その原因をご存知ですか?

映像の乱れは、iMacの弱点に関係しているようです。それは廃熱構造が原因です!

iMacというか、Apple製品は全般的にそうなんですが・・・
デザインを重視するあまり、狭い筐体に精密機器を詰めこんでいます。

そのため筐体内部の空気の流れが悪く、電子機器には天敵の高熱状態になるんですよね。

特に、映像を出力の重要なパーツ「グラフィックボード」は70~100度近くなります!

上手く排熱できないと「グラフィックボード」がダメージを受けて、
映像が乱れてしまうというわけです。

画像乱れの対処方法

imac 修理

もしApple製品で、突然映像が乱れたら、焦りますよね?

でも、焦らず以下の方法をまずは試してみましょう!

  • 再起動する
  • PRAMクリア
  • SMCリセット
  • セーフブート起動を試してみる
  • 外部出力

再起動する

これは単純な方法ですね。

映像が乱れていても、マウスポインターのコントロールが出来る場合は、
システムを終了してみましょう。

もしマウスポインターが解らないくらい映像が乱れているようであれば
電源ボタンを「長押し」して強制終了でも大丈夫です。

PRAMクリア

これはMac製品でトラブルが起きた時、定番の対象方法の1つです。

Macに記憶された「画面の解像度」などの設定情報をリセットする方法です。

設定を初期値に戻すことで、トラブルを解消することが出来ます。

PRAMクリア方法

  • キーボード:Command+Option+P+Rを押しっぱなし
  • 電源を投入する
  • 起動音が数回繰り返される

2,3回起動音が繰り返されれば「PRAMクリア」完了です。

SMCリセット

Macの電源管理などの設定情報をリセットする方法です。

SMCリセット方法

  • 電源ケーブルなど接続されているケーブル類を全て外す
  • 10~20秒放置
  • 全てのケーブルを接続する
  • 電源を入れる

以上でSMCリセットが出来ます。

セーフブート起動を試してみる

次に試すことは「セーフブート起動」です。

これはMacの基本システムのみで起動する方法ですが、Windowsでもありますよね。

セーフブート起動方法

  • キーボード:Shiftを押しっぱなし
  • 電源を投入する

上記の手順を行うと、起動してApple「リンゴマーク」の下に
進行状況を示す「バー」が表示され、起動すれば「セーフブート起動」です。

外部出力

それでも、映像の乱れが改善されない場合は・・・

一度、外部モニターへの映像出力を試してみましょう!

外部出力にはアダプターが必要ですが、年式によってアダプターの
形状が違うので注意してくださいね。

Aopple純正品は、高いので社外品で十分だと思いますよ!

Mini DisplayPort

USB- Type C

外部に出力して、正常に表示されているようであれば
なにかの「設定トラブル」が起きていることになります。

でも外部出力映像も乱れている場合・・・映像関係のパーツにトラブルが起きている
つまり本格的な修理が必要ということです!

映像の乱れはグラボの故障

imac 修理

これまで紹介した方法でも、映像の乱れが全く改善されないようであれば
間違いなく「グラフィックボード」が故障しています。

「精密機械が故障しているなら・・・買い替えか」

となるところですが、当サイトのオッサンは、無謀にもこれの修理に挑戦しました!

グラボ故障について

でも修理するためには、そもそも「グラフィックボードの故障」について
知る必要がありますよね。

どんな精密機械でも、各パーツは「半田(はんだ)」によって接続されています。

「半田」というのは・・・

はんだ(半田、盤陀、英語: solder)とは、はんだ付けに利用される鉛とスズを主成分とした合金である。金属同士を接合したり、電子回路で、電子部品をプリント基板に固定するために使われる。

Wikipediaより

というもので、熱で溶かして、冷えて固まる性質を活かして
金属パーツと金属パーツを接合します・・・早い話が溶接されているわけです。

ここで先ほど説明した、iMaの弱点を思い出して下さい。

ラフィックボード」は、使用中は高温になります・・・

グラフィックボードは、パソコンと同じく基盤(ボード)に
「グラフィックス プロセッシング ユニット(GPU)」が溶接されています。

しかし、高温になると半田が溶けて「GPU」の接合が外れてしまう
「半田クラック」という症状が発生してしまいます。

「半田クラック」が発生すると、部品が正しく接合されていないので
「GPU」からの正常な信号を送れず、結果「画面表示不良」が発生するわけです。

もちろん全てのグラフィックボードがそうではありませんよ。

この事例は、特に溶接が上手にできていない場合に起こる事例です。

まぁiMac映像の乱れは、殆どが「グラフィックボード」なんですけどね。

iMac グラボ 修理

で!精密機械の「グラフィックボード(グラボ)」をどうやって
修理するかですが・・・

理論は非常に簡単です!

もう一度、熱して半田を溶かして再溶接すれば良いのです。

「いやいや、簡単すぎるだろ!」と思われるかもしれませんが、
これは「リフロー」と呼ばれるちゃんとした修理方法なんですよ!

もちろん「グラボ」を直接熱する必要があります。

iMacの分解

imac 修理

「グラフィックボード」に直接熱を入れるため
まずはiMacの分解が必要になりますが・・・・

必要になる道具はコチラ!

正直なところ、ちゃんとした修理用の吸盤を買わなくても
100均で売られているもので十分でした。

またヘックスレンチも、サイズは「T8」と「T10」しか使いません。

専用道具も必要なく格安で修理道具を揃えることが出来ますよ。

オッサンは手動はメンドクサイのでBOSCH IXO5に対応するビットを購入しましました。

分解手順としては・・・

  1. 液晶ガラスを吸盤を使って取り外します
  2. 筐体枠を取り外します
  3. 液晶を取り外します
  4. ドライブおよびFANなど周辺機器を取り外します
  5. ロジックボードを取り外します
  6. グラフィックボードを取り外します

実際の作業手順の詳細を写真と一緒にアップしようと思ったんですが・・・
膨大な写真をとって、色調整して、矢印つけて・・・と手間がかかるので辞めました。

「グラフィックボード」わかりやすく解説しておられるログを
発見しましたので勝手にリンクを張ってご紹介いたします!(スミマセン)

グラフィックボード 再溶接 (リフロー)

見えるパーツやネジを全て取り外し、なんとか「グラボ」が取り外せました!

では、いよいよ「グラフィックボード」の修理です・・・

どうやって「熱」を加えるか?

自分でリフロー作業されている方の中には、オーブンで焼いてる方もおられましたが・・・

流石に料理で使うものに電子機器を入れるのは気が引けたため
以下の道具を準備しました!

これはヒートガンと呼ばれる、ドライヤーの超強力バージョンです!

くれぐれも湯上がりのドライヤー代わりに使わないでくださいね!

髪の毛がチリチリになりますよ。

グラフィックボードをアルミで包む

imac 修理

「リフロー」作業で加熱して、再溶接する部品は「GPU」ですので
それ以外の部品に熱による影響が出ないようにアルミで包みます。

アルミは、どのご家庭でも使用している、一般的なものを使用しました。

グラフィックボードを加熱する

では早速、ヒートガンで加熱します。

今回は、1㎝ほど「GPU」から離して2分ほど加熱しました。

この距離と時間ですが、色々ネットを調べていると、加熱しすぎると
「GPU」そのものが壊れてしまったりするようです。

色々調べてみて、導き出した結果です。

2分ほど、加熱したらあとは自然冷却(30分ほど)で冷えるのを待ちます。

加熱直後だと熱くて触れません。

また急激に冷やすと、再びクラックが入る可能性があるので、ゆっくり待ちましょう。

十分に「グラボ」が冷えてから、分解手順の逆に組み上げます。

この時「GPU」にCPUグリスを塗るようにしましょう。

修理結果と注意点

imac 修理

全てを組み終わって、iMacの電源を入れます・・・

「ジャーン!!」

みごと正常に表示されました!

分解・リフロー・組み上げと、時間にして40分程かかりましたが
Appleで修理に出すより、早く安く済んで「ホッ」としましたね。

皆さんも、iMacの画像が乱れたら自分で修理しましょう!・・・
とオススメしたいところですが、自分での修理は注意点があります。

注意点1:分解した時点で保証はない

Apple製品は分解した時点で、その製品に対して補償対象外となります。

今回、当サイトのオッサンのiMacは9年前のモノで保証自体切れていますが、
新品の場合や保証期間内の製品は、Apple正規店に修理をお願いしましょう。

注意点2:リフローは応急処置

今回の説明でお気づきだと思いますが、部品の交換は一切ありません。

つまり「直った!」のではなく「応急処置」です。

トラブルを起こしたパーツを「応急処置」しただけなので
いつまた同じ状況が発生するか判りません。

注意点3:分解・組み上げのハードルが高い

最初に説明しましたが、Apple製品はデザイン重視のため
非常に細かく作り込まれています。

配線も非常にデリケートで、無理に引っ張ったりすると簡単にちぎれてしまいます。

つまりApple製品は分解・組み上げがしにくい!ということです。

普段から分解や組み立てをしない方には向かないかもしれませんね。

壊れたiMac!処分する前に自分で修理してみない?

imac 修理

今回、メインパソコンとして使っていなかったし(壊れてもいいや)
一度SSDに載せ替え経験があったので、iMacの「リフロー」作業に挑戦してみました。

上手くいって良かったです。

せっかく直ったし、iMacで仕事しようかと思いつつ、
結局は修理以降、電源すら入れてもらえない状況ですが・・・(笑)

同じように、保証の切れた映像不良iMacを保有している方の参考になれば幸いです。

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